全身麻酔の予後

先月、鼻の骨を骨折した人が手術をしてから、本日久々に来院されました。
手術後から約1ヶ月が経ち、それまで痛みが無かったのが、昨日あたりから痛みが出てきた、また、むくみやすいとのことでした。

画像の説明
診断>
右全副鼻腔、左前頭洞、前頭骨・左右鼻骨微細骨折、右蝶形骨微細骨折、篩骨PL
右脳深部萎縮で一部梗塞反応陽性
左下肢静脈、右下肢動脈、これは、左腎臓からきているものでした。脊柱も全体に緩んでいました。

ほぼ本人の自覚症状と一致していました。これは、治癒力が高まっているから症状が出てきたもので、この検査と自覚症状が一致している人は身体が強いという証拠です。

全身麻酔は手術時に一度やったそうですが、その麻痺状態がひと月を経てやっと抜けてきたのです。それによる回復反応でした。
浮腫(むくみ)は、麻酔で脊柱が緩んでいたために、腎機能が弱っていたことによるものです。

仙骨をメジャー(原因)として、後頭部中心に1箇所刺鍼して、終了しました。

右頭部の症状消失、眉間のしわが無くなり、動脈・静脈がしっかり流れ出しました。下肢に力も入ってきて、スッキリしていました。本人はあっけにとられていて何だかよく分からないという事でしたが、姿勢がしっかり伸びていました。

麻酔やブロック注射により脊柱が緩まされ、このように長引く様々な症状を抱えている方がたくさんいます。不用意に薬などは使わないようにしましょう。
近頃、予防のために薬を飲んでいるという方がいます。薬は神経に作用して、知覚を麻痺させます。それにより症状を消そうとしています。同時に運動神経にも作用するので、力も出てくるはずがありません。
つまり、予防にはなりません。身体を弱められていくだけです。そのために、下肢のシビレ等の症状が慢性化したり、だるくなって疲れが取れないなどということを訴えてくるのです。
それで病院に行けば、更年期障害だとかストレスでしょう、などと言われて、さらに薬が増えていくわけです。
負の連鎖です。

症状はきちんと意味があって出ているものです。嫌がらず、しっかりと向き合ってみて下さい。それが回復への近道です。

コメント


認証コード0007

コメントは管理者の承認後に表示されます。