坐骨神経痛

坐骨神経痛

坐骨神経痛を、薬物による治療で治すということを謳っている記事を見ます。
坐骨神経痛は原因さえ分かってしまえば、治っていく症状です。

私の治療では、脳、脊髄の診断をした後に
左右の梨状筋を検査して、
異常反応がある側の坐骨神経が圧迫されている
と判断します。
さらに検査すると、圧迫のある足は力が入っていません。
カイロプラクティック、オステオパシーでも同じ検査をしています。

しかし、「なぜ、痛いの?」で記載したように、圧迫によって痛みが出ているわけではありません。

ここでは、圧迫されていることが異常なのか正常なのかということを調べています。

そして、その異常個所は背骨と一致します。どこに原因の椎骨があるかを検査します。

L4(腰椎4番)、L5(腰椎5番)、S1(仙椎1番)が原因であることが多いですが、調べると違うこともあります。

そこがわかったら、最初に調べた脳、脊髄の異常箇所に対応する後頭部の3穴のうち、1~2箇所に刺鍼するのです。

  • 臨床例

(港北区在住 30代男性)
主訴:以前から腰の痛み、ダルさ。2~3日前より左足にシビレ。

右大脳灰白質、右脳幹、右脊髄灰白質に異常あり。⇒右天柱に刺鍼

頸椎が右に捩れ、左梨状筋に圧迫の異常反応あり。原因は腰椎5番(L5)。その他、仙骨が左回旋、L4/L5間にヘルニアの反応。
左脳萎縮、右脳膨張、他。

治療後、「足に力が入った感じがする。」として終了。
次の日の朝は,
腰の痛みが無くなり、シビレが軽減。2日後にはシビレが無くなったという連絡がありました。

一回の治療でここまで良くなってしまうほど、確実に改善します。

  • 臨床例2

(上野毛在住 80代女性)
4年前に左大腿骨頸部骨折を起こし、人工関節になっているが、ここ最近になって痛くなってきており、立つことも辛く、歩くと転びそうになる。
また、夜中になると必ず痛くなり、寝ていられず、起きて湿布を張ってしのいでいた。

術後のMRSA感染と人工関節になった周囲の骨がかなり弱っており、左L4/L5間のヘルニアの反応あり。
背骨一つ一つも弱っており、全身の関節が弛緩。

大脳灰白質、脊髄灰白質、脳幹の炎症があり、後頭部の左右に刺鍼したところ、「あれ?軽くなった!シビレが無くなった!」と言っていました。

その後、夜中に痛いのも無くなって楽に過ごせているようです。

遅れている日本の腰痛治療