院長紹介

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はじめまして!!
はり・きゅう 白新堂 菊間治療院・整骨院 院長 菊間 好胤(ヨシツグ)
と申します。

大学時代から身体の健康についての興味はありました。当時、ブームになっていたこともあり、特にスポーツ医学については関心がありました。

私がこの業界に入る前27歳くらいの頃ですが、大学から合気道(参段)、鹿島神流剣術(参段)を習っているため、ケガが絶えず、この頃から腰痛頭痛が出てきていました。
年齢からくる衰えなのか、とも思っていました。

さらに、趣味でやっていたウェイトトレーニングでは無茶ばかりしていて、食生活についても一回の食事で2人分は食べていた時期がありました。

  • 3食きちんと食べないといけない
  • 運動しないと健康になれない
  • 肉を食べないと力が出ない
  • 太い筋肉があってこそ、健康なんだ。

など、今では考えられないくらい無茶苦茶な生活を送っていました。

そして、膝の違和感を感じて、当時の職場近くにあった整形外科で診察を受けたところ、膝蓋骨(膝のお皿)が外側にずれているから、リハビリで大腿(ふともも)の内側を鍛えていきましょう、と。リハビリは毎日来てくださいと言われました。
一度、行ってみたものの、こんなこと続けて治るのかと疑問を感じ、1回だけで行くことを止めました。そして、大学時代の先輩が開業していた治療室に行きました。
痛みを全く感じない整体でしたが、一回の治療で膝が楽になったことを今でも覚えています。

花粉症で中学から大学時代まで通っていた耳鼻咽喉科の医師に対して強い不信感を抱いていたこともあり、整形外科についても疑問を持ち始めたきっかけでした。

医師に対しては、大学卒業後に勤めていた会社の産業医についても不信を抱いていました。
就職してすぐの社内健診で、「レントゲンで肺に白い影が映ったので再検査になります」という通知が渡されました。
その時に、その産業医に相談したところ、「おそらく肺ガンか肺結核よ。」と言われたことをハッキリ覚えています。
正直、驚きました!!何があったのか、どうなってしまうのか、などいろいろな事が頭を巡り、不安になりました。
後から聞いた話ですが、この産業医はジョークで言っていたようです。医師として、社員の身体の健康を預かっていることに責任がないのかと思い、憤りを覚えました。

そして肺の再検査で病院に行かされ、X-P(レントゲン)を撮ったところ、何も映っておらず異常なしでした。
その病院の医師が社内健診時の画像を見せてくれたのですが、昔の器材を使っていたため、4㎝四方くらいの写真に白い点が写っていただけでした。
馬鹿らしくなり、産業医に対しては怒りを覚え、今後も話を一切信用しなくなりました。

病院医療に対しての不信が強くなっていく一方で、この頃から人体について色々と興味を持ち始めました。

武術において、考えられないくらいにわずかな動きで絶大な力を発揮するかと思いきや、軽い刺激でどうしてこんなに身体が改善するんだろうとか、人体には不思議なことがたくさんあることを感じていました。

人体についてもっと深く知りたいと思っていた頃、勤めていた職場で「あるきっかけ」が訪れたことにより、自分自身の将来について真剣に考える機会を得ました。
毎日、職場で乾されたような時間を過ごしている間に自分自身に色々と問いかけ、何をやりたいのか考えていました。

そして、徒手療法ということを仕事としてやっていきたいと思いました。画像などに頼らず、人間は底知れない力を発揮できるのではないかと考えました。人間の手の感覚で色々なことが解るのではないか、と。

当初、上記の先輩の勧めで、理学療法士を目指そうと考えていましたが、病院医療に不信を持っていたことと、自分の治療院を持って活動して行きたかったこと、さらに「あるきっかけ」があり、理学療法士の道は止めました。

そんな時に、今度は柔道整復師を目指していた大学時代の後輩から話を聞き、柔道整復師になることを決意し、さらにカイロプラクティックなどの手技療法を勉強したいと思うようになりました。
この頃はまだ治療家としての責任の重さなどは知る由もありませんでした。

また、この頃は鍼灸には全く興味が無く、それこそただの対症療法でしか見ていなかったことと、鍼灸は治す治療ではないと思っていました。

そして、2005年からこの業界に入り、整骨院、カイロプラクティック治療院での勤務を通して、また、他の治療院やセミナーなどで数々の治療や手技と出会いました。
同年4月から柔道整復科に入学し、カイロプラクティックと柔道整復術を学んでいこうと進んでいた時に、いくつかの転機がありました。

整骨院に勤めてたくさんの患者さんの身体を診ていくうちに、数々の疑問が出てきたのです。

  • なぜ、同じ変形なのに痛みが出る人と、そうでない人がいるのか?
  • 同じ症状がまた出てきてしまうのはなぜなのか?1回で症状がなくなる人との違いは?
  • マッサージをしてもまた筋肉が硬くなってくるのはなぜなのか?
  • 画像での診断箇所と痛む箇所が違う場合がある。
  • 変形が治らなくても保存療法で痛みが軽減する人がいる。
すべり症

[check]神経が圧迫しているから痛い!?

[check]骨盤がずれているから痛い!?

[check]軟骨がすり減っているから痛い!?

[check]椎間板が潰れているから痛い!?

[check]使い過ぎて筋肉が疲れて痛くなる!?

患者さんに説明をしながら自分自身で疑問を感じていたことを覚えています。

患者さんからも「歳だから仕方ないです。」「更年期だから…」「病院で言われたから…」とか、半ば諦めともとれる発言が多かったです。
年齢が原因であるなら、その症状はもう改善しないという事です。また、同年齢の人は同じ症状が出ることになります。
この頃から、自分のやっていることや説明、理解していることに疑問を持ち始めました。業界に入ってから、1年を過ぎたあたりくらいのことです。

そして、業界に入って1年半を過ぎた頃、私にとって第一の転機とも言える大きな出来事がきっかけで、鍼灸治療に興味を持ちました。

この大きな出来事がきっかけで当時習っていた手技に限界を感じました。
鍼灸に興味を持ったのは、単純に治療の幅を拡げたいと思っていただけで、特に鍼灸がやりたいと思っていたわけではありません。

この頃に、私が入学当初から色々とお世話になっている鍼灸マッサージ師の先生から現在行っている「新はり治療」の話を聞きました。
その先生は、主に新はり治療と並ぶ最高の手技療法を行っていました。

凄い治療だなと思ったことを覚えています。治療後に背筋がピンと真っ直ぐになった感覚がありました。今までの治療ではなかった感覚です。

さらにもっと高いレベルの治療法はないのか、難病と言われている疾患を改善することは不可能なのか、ということを追い求めてきた結果と周りの人達の協力のおかげだと思っています。

そして、柔道整復師の資格を取得し、鍼灸学校に通い始めた当初から研修会を通して、新はり治療を本格的に習い始めました。

鍼灸学校入学前から東洋医学には全く興味はありませんでしたし、対症療法としての治療を学ぶつもりはありませんでした。

新はり治療は、それまでにやっていた治療法や東洋医学鍼灸とは全く別次元の新しい治療法であり、やっている治療者自身の身体も良くなっていく本物の治療であること、また、創始者から初めてこの治療を受けた時の変化は今でも忘れていません!!

私がイメージしていた鍼灸とは違い、治すということを目的とした治療だということに非常に驚きました。
最初は戸惑いましたが、数か月して全て受け入れられるようになり、今まで持っていた医療常識が全てと言っていいほど覆されました。

元々、痛い治療が大嫌いだったこともあり、微細刺激で改善していくことに非常に感銘を受けました。
治すのは自分の身体だということを知るきっかけでした。

脊柱がビシッと引き締まり、頭がスッキリしてクリアになり、身体の浮腫が解消し、当時の視力0.5から治療後目がスッキリし、1.5から2.0が分かるようになりました。私の場合は眼よりも脳の問題が強いために視力が低下していたので、眼自体に問題がある方については、また違う変化が表れると思います。

そして、鍼灸学校卒業の前年2010年に、中国の中医薬大学に研修に行きました。
本場と言われている中国鍼灸医療の惨状を目の当たりにし、帰国後、この新はり治療一本に絞り込むことを決意しました。
私にとってここが第2の転機となりました。鍼灸マッサージ科を卒業した2011年4月から開業して今日に至っています。

開業後も、ひたすら診断の精度を上げて、身体を深く追究していくことに邁進しています。
今も修行中です。
そして、色々なことが分かってきていますが、中でも

「治しているのは治療家ではなく、患者自身の身体である。」

ということを確信することが出来ました。治療家はその手助けをすることなんだということです。

私がやっていくことは、今後も基本を常に実践するのみです。

また、身体や治療について、患者さんとの相互理解ということも特に重要視しています!!
それにより、この治療が高度医療として発展していくことを確信しています。

開業から今日に至るまでにたくさんの方々からの助言と支えがありました。そして、開業してからも色々な方に支えられています。ありがとうございます。
私の一番の理解者、妻にはいつも感謝しています。スタッフとしても手伝ってもらっています。

この治療をさらに多くの方々に受けていただきたい、必要としている方がたくさんいます。
真の健康というものを知る方がさらに増えていくことを切に願っています。