耳鳴り

耳の奥で、ジーッと鳴っている、シャーっという音が聞こえるなどの症状が健常な方でも見られることがよくあると思います。

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「耳の奥で鳴っている」「頭の中心で鳴っている」といった症状を自覚される方が多いようです。

耳の検査をしてみると大概、左右に異常反応が出ます。音に対してストレスを感じるようになっています。
さらに、側頭骨蝶形骨前頭骨を調べてみても異常が出ることが多いのです。

頭の骨は、15種23個の骨が縫合という形で繋がって一つの頭蓋骨を作っています。その縫合の部分を微細に調べてみると、緩んでいることが分かります。
また、かつて幼少期に頭を強くぶつけたなどによって、骨そのものが弱くなっていることが多いのです。これも精細に触ってみるとよく分かります。

これらの崩れたバランスを調整しようと身体が働き、頭蓋骨を歪めてしまうことが根底にあることが多いようです。
緩んでいる所は、そこを外力から守るために組織が硬くなります。

その硬い部分を押圧して緩めても、一旦は楽になるでしょうけれど、骨が弱くなっているため、再びそこの組織は硬くなります。

さらに
筋肉だけでなく骨まで押してしまっているため、もっと硬くなってしまう可能性があります。

ここに挙げたのは、一つの例ですので全員がそうなっているかどうかは診ないと分かりません。人体なので個々人によって原因は違います。
共通して言えることは
内臓臓器の異常は骨に原因があるということです。

  • 症例1
    主訴:耳鳴り全身の硬さうつ症状

初診時:
大脳白質、脊髄白質の炎症反応→脳戸に刺鍼
大脳膨張、脳幹下垂、側頭骨・蝶形骨に微細骨折の反応、音に対してのストレス反応あり。後頭骨左回旋。
全脊柱弛緩、仙骨左回旋、左後方変位

右脳、脳幹に風疹の感染あり。

刺鍼後、大脳が引き締まって呼吸が深くなり、目がしっかり開くようになる。
脊柱の異常解消、頭蓋骨の縫合も締まってきて、頭部に適度なハリが出てくる。微細骨折の反応が消える。
音に対してのストレス解消、
この方は現在通院中ですが、耳鳴りはほとんど気にならなくなり、表情も明るくなってきています。

そして、何よりもこの方が
自分自身でしっかりと身体と向き合ったこと良くなってきている一番の理由なのです。音の原因が分からずに不安だったようですが、耳鳴りの症状だけに捉われずに身体の変化をしっかり感じ取っていました。

そして、服用している薬も呼吸を浅くしている原因と自覚されて止めた途端に元気になられ、うつ症状も無くなりました。