どうすれば痛みがなくなるのか?

疼痛コントロールのABC 日本医師会雑誌Vol.119No12 花岡一雄                加茂整形外科ホームページ

まず、痛みとは電気信号であり、痛み電気信号を発生させる直接的な原因は
ブラジキニン(発痛物質)
です。

病院での薬物療法は、発痛物質であるブラジキニンの産生を阻害させる消炎鎮痛剤を用いたり、血流を改善させて、発痛物質を流す目的でビタミン剤を用いたり、筋肉の痙攣に対しては、筋弛緩剤を用いたり、Naポンプを塞いで痛み電気信号を出せなくするために、局所麻酔を用いて、トリガーポイントブロックをしたりします。

これらの治療は痛みのメカニズムに則ったものなので治療効果については疑問です。

そして、いろいろな治療理論があり、ほとんど知られていませんが、
実は痛みというものはその箇所のこの機能を低下させることで簡単に消失するのです。

上記の麻酔が脊髄神経を一時的に機能低下させることで麻痺にし、痛みを感じなくさせていることを考えたらご理解いただけるかと思います。

例を挙げると人体に有害な鉛や磁石などを凝った部分に当てると、その箇所の神経機能が低下し、痛みが消えます。

ここでは、
コリが取れて筋肉が柔らかくなっているので喜ぶところかと思いがちです。しかし、この時
筋肉が弛緩して弾力を失ってしまっている
ということに注目しなくてはいけません。

つまり、

単に人体の機能が低下した結果として痛みが消えたのであり、その原因が治ったわけではないのです。

一方では、痛みの原因を構造的に捉えているため、関節と関節の間が狭まり神経を圧迫しているからといった説明をされ、神経を解放する目的で牽引をすることが多いですが、これは周知の通り、痛みのメカニズムには沿っていませんので、効果の程は疑わしいです。

実際、国際的な研究データでも牽引による有効性は認められていません。

ただし、牽引による筋肉のストレッチ効果により、血流がよくなり、症状が改善する場合もあるのでしょう。

しかし、関節を無理に引っ張ったり、バキバキ音を鳴らしたりすることで
関節そのものや靭帯を傷め、そこを守ろうとして筋肉がギプスの働きをするために余計に硬くなります。

指圧やマッサージについても同様です。
指圧、マッサージは筋肉のコリを異常個所とみなして手技を施しますが、コリをほぐしてしまうと関節がさらに不安定な状態となり、かえって状態が悪化していくはずです!!一時的にほぐれたようになってもまた硬くなった、なんていうことを経験された方も多いでしょう。
この時も筋肉が弛緩した状態になっている可能性が非常に高いのです。

筋肉が硬くなるということは、筋肉内の血管が拡がりにくくなり酸欠状態になります。当然

ブラジキニン
が発生して痛みを出すことになります。

はり・きゅう 白新堂 菊間治療院・整骨院では、痛みの原因を突き止め、その構造の異常によってどのような弊害が出ているのかというところから調べ、最終的に全身の異常反応を瞬時に正常にする、脳と脊髄に対応している後頭部の1~2箇所にそっと触れるように刺鍼します。
特に、頸から始まり、腰、仙骨に至るまでの背骨の診断を重要視します。

背骨は脊髄を収め、そこから自律神経(交感神経、副交感神経)によって内臓臓器にも繋がっているので、種々の内臓疾患は背骨の異常から始まっています。
例を挙げると、肺は胸椎1~3番、胃は胸椎12番のように対応しています。但し、この対応箇所と違っている場合もあります。

自律神経系

治療後は、
脳と脊髄が引き締まり、筋肉にしっかり力が出るようになり運動性が高まります

運動性が高まるということは、

緩んでいた関節が引き締まっているということなので、筋肉が硬くなって関節を守る必要が無くなり、筋肉に弾力と適度なハリが出てきます。

神経系70%

当然、

ブラジキニンは産生されなくなり、痛みは自然と消失していきます。