治るとは?
みなさんは「治る」ということを、どう考えていますか?
ほとんどの方は、痛みやコリ、ダルさなどの症状が消えたら「治った」と思われるでしょう。言い換えると「痛みやコリがあると健康ではない」と思ってしまうのではないでしょうか?
かつては私もそうでした。特につらい症状をお持ちの方はそう思われるかもしれません。
しかし、
一旦症状がなくなったとしても、何度も症状が出てきたことはありませんか?
症状にとらわれすぎていたら、延々と追いかけっこが続き、感覚が鈍ってしまうのです。かえって疲れやすくなったり、気持ちが後ろ向きになったりしてくるのです。
「強く押さないと効いた気がしない。」といった話をよく聴きますが、まさに感覚が鈍らされているのです。
また、人体に有害な物質である鉛や化学薬品を身体のコリの部分に貼り付けると不思議なことにコリが無くなります。
これは治ったのではなく、正常なハリまでも失われているので、
「弛緩」
という状態になってしまったのです。
ここには
知覚低下
体温低下
筋力低下
が起こっています。
つまり、
生体の機能低下が起こり、結果として痛みやコリが消えているのです。
新はり治療(新脊椎調整鍼灸法)を受けた患者さんには、まず症状よりも
呼吸が深くなる
視界がクリアーになる
関節の動きが柔らかくなる(運動性が上がる)
ことを確認していただいています。ほぼどなたでも分かっています。
これが
脳と脊髄が引き締まって身体の治癒力が高まっている状態
で、異常状態を改善しようとしている身体の反応なのです。
この状態であれば、疲労が出ても休めば回復します。痛みが出ても、短い期間で回復します。
「治る」とはまさにこのような状態を指すのです。
健康とは、本来備わっている身体の機能が正常に働いている状態の事を指します。その為に、人体の司令塔である「脳・脊髄」を調整する必要があると当院は考えています。身体は脳、神経、血流によって繋がっています。その繋がりを阻害する因子を見つけ調整する事で本来の自分の力を発揮する事になります。
身体に症状が出ていても不健康ではなく、むしろ身体が治そうとしている状態なので、健康である場合が多いのです。
従来の鍼灸治療や手技療法との最大の違いは、骨や神経、内臓、筋肉など、全組織はプールのコースロープのように動いていて、それらを物理的に矯正するのではなく、非常に微細なタッチで調整していくというところです。
従来の手技が届かなった領域を施術する事で難病と呼ばれるものにも効果をあげています。
なぜそれが可能なのでしょうか?なぜ回復していくのでしょうか?
それは・・・
「身体があなたを回復へ導くからです!」
→遅れている日本の腰痛治療